2023-01-01から1年間の記事一覧

「消費税は預かり金ではない」的な主張についての考察

インボイス制度の導入を10月に控え、インボイスに反対する者からさまざまは批判などがなされています。 たとえばつぎのような記事がありました。 インボイス導入根拠がついに論理破綻! 「消費税は預かり金ではない」と政府が国会で認めた決定的答弁の詳細…

はじめての簿記(第3回)

今回は貸借対照表について学んでいきましょう。 はじめての簿記(第1回)のQ6を復習しておく。 貸借対照表とは、 「所有している財産の一覧及びその金額」と、「その財産をどうやって手に入れたのかということ(たとえば、人から借金して手に入れたとか、…

はじめての簿記(第2回)

第1回で、簿記の目的は、決算書(損益計算書と貸借対照表)を作ることだと学んだ。 今回から、損益計算書と貸借対照表とは具体的にどういうものなのかを理解しよう。 まずは損益計算書(P/L)からです。 損益計算書は文字通り、「損」と「益」を「計算」…

東京の電車ってなんであんな揺れるん?

東京の中央線をよく利用する。 私は今は東京に住んでいるが、もともとは関西の田舎の出身なので、東京に来て中央線に乗ったとき、その揺れの激しさに驚いた。 縁起でもないが、事故かテロでもあったのでないかと思ったほどだ。まあちょっと大げさに書いたが…

はじめての簿記(第1回)

はじめての簿記第1回ということで、簿記をいっさい知らなった私に家庭教師をする気持ちでやっていきましょう。 (Q1) 簿記とはなにか。 (A1) 帳簿に記入することである。 (Q2) なぜ帳簿に記入するのか。 (A2) 帳簿をつくるためである。 (Q3) …

はじめての簿記(第0回)

簿記とは、Wikipediaによると、以下のとおりである。 簿記(ぼき、英語: bookkeeping)とは、企業などの経済主体が経済取引によりもたらされる資産・負債・純資産の増減を管理し、併せて一定期間内の収益及び費用を記録することである。より平易な言い方をす…

なぜ子どもが増えないのか。それは、子どもが欲しくないからだ。

少子化問題にかんする議論がかまびすしい。もちろん、少子化はいろいろな問題を生じさせるだろうし、解決できるならそれに越したことはないと思うが、わたしはそれは不可能なのではないかと思うようになった。 今回はその理由について書いてみたい。 なお、…

「殴られたくなければ金払え」「この商品が欲しければ金払え」これってなにがちがうん?

このようなツイートが流れてきた。 リンゴ1つ狩るのが大変な世界で、狩りに行く度10個採ってくるスターがいました。半分、村に納めます。村の為に。ある時、村長がたまにはと、村に集まったリンゴで小さなリンゴパイを配りました。だけどスターは貰えません…

寿司ペロは、むしろ彼を叩く大人たちこそ悪質

寿司ペロが炎上している。 これにたいして、悪いことをしたのだから、彼はどんな償いでもしなければならないとか、似た事例を誘発するから見せしめに制裁を加えるべきとか、飲食業界の信頼を損なわせたのだから株価の下落分を賠償させるべきだとか、まあそん…

2倍の値段を払って得られる満足度は2倍以上

ある商品があったとして、それの上位互換品(ありていに言えば高級品)が元の2倍の値段である場合に、それを購入することによって得られる満足度は2倍どころではないという実感が経験的にある。 たとえば、ある商品の、ぎりぎり不良品ではないがほぼ不良品…